主玉の間に、やや小さい玉を4個入れますが、これを四天玉と呼びま
す。この玉は、略式の数珠では2個なので、二天玉と呼びます。
真言宗で用いる数珠は、その形から振分数珠と呼ばれ、真言宗以外
の宗派でも用いるので八宗用ともいわれています。
日蓮宗で用いる数珠は、真言宗が両方の親玉に二つずつ房があるの
と異なり、片方の親玉に三つの房があります。
浄土宗では、二つの輪違いのものに丸環がついた、輪違い数珠が多く
用いられます。
天台宗では、平玉の数珠が多く用いられます。
曹同宗で用いられる数珠は、丸環がついています。
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正式の数珠は、宗派によって形が異なります。ご先祖を供養していくには、宗派に応じた数珠を持つことが基本です。一般に使われているものは、108個の主珠
(おもだま)と2個の親玉(おやだま)をつなぎ、その親玉に弟子玉(でしだま)と露玉(つゆだま)と房をつけたものです。